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2019年考

一昨日は飲みすぎた。

だけど昨日、夕方から友人と映画を観る約束をしていて、二日酔いをさますため真昼間の銭湯で湯舟につかりながら、わたし、「考える」ことが好きだったよなと思った。子供を産んでからは、毎日精一杯やらないとこなせないし、「考える」ということをおざなりにしてきた気もするので、やりたかったことをやっているような気分で、今年についてあれこれ考えていた。真昼間の銭湯で。

今年は、恩師の衝撃的な死から幕をあけた。夏頃から更年期の入り口に立った感覚があり体がしんどいと感じることが増えた。新しく始めてみたこともあったし、何より「子離れ」が少し進んだ気がする。いつ、どんな時も、子供のことを考えてなくてはいけない、その状態から遂に遠ざかったような感覚があった。ああ、人間ってこうやって、引っ付いていたものが離れて行って結局最後はまた一人になるのかな、という気持ちにもなる。それとは逆に、家族と居ると、あれ、私もう二度と本当の一人にはなれないのかな、という気持ちにもなる。

そして、他人にはうまく伝えられないこと、簡単に言葉にできない出来事も、多々あった1年だった(主に仕事で)。で、そのこと自体、大人ってこういうものかも、と腑に落ちるというか。そして、今年は案外長かった気がする。「考えること」をまた新たに始められたからかもしれない。

*

年末は、いつものお友達といつも通りに美味しいものを食べて飲んで、家族もみんな無事に健康で、今日はもう煮物も作ったし、お正月っぽい花も活けたし、これから少し昼寝しよう。

隙あらば寝たい、怠惰な私でもあります。

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愛すべき世界。新しい世界。歳をとると、全てを分かったようなしたり顔でいる輩も増えてきて、進んでいるようで全然進めてないなあ、とじれったくなり歩みも鈍くなりますが、来年も無理のない範囲でたくさんの初めてに出会えるといいなと思っています。そしてなるべく人に優しく、機嫌よく過ごしたいものです。

 

そんなわけで今年1年ありがとうございました。

結局は「あなた」あっての「わたし」なんです。

ええ、どうしようもないほどに。

来年も、どうぞよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

愛をこめて♡

 

山本遊子 2019.12.31.

 

 

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