昨日、42歳になった。
朝4時半から起きて、編集案仕上げて送った。
子供たちに朝ごはんを食べさせた。
誕生日だから朝からシャンパン飲んでやれと思って、ちょっと飲んで、ちょっと寝た。
誕生日プレゼントを夫が買ってくれるというので、
前からほしかった下駄サンダル買ってもらった。
昼は子供たちと秋葉原のヨドバシ! → サイゼリヤ!といういつものコース。
情けない、ああダセーと思いながらも、この過ごし方が私たち家族にフィットしてしまう。
うちに戻ってちょっと昼寝した。
その後、夕方から私の中での「いい男」の代名詞、松蔭さんの個展に一人で。
一人で、現代美術。
久しぶりの感覚。楽しかったー。感覚を取り戻すっていう行為そのものをまずは楽しんだ。
そして、映像を生業にしてる自分にはとても鮮烈な内容の展示で。
「なくしたものを浮かび上がらせる魔法」があった。
こういうことだ!ってどーん、ってそれがあった。
松蔭さんは写真家であり、そして現代美術家なんだ、って改めて思った。
12年ぶりの再会、手をつないで写真を撮って、内心ドキドキ。
大好きです♡
家に帰ると、夫がチーズケーキを焼いて待っててくれた。長男が協力したらしい。
花束もおこづかい出して買ってくれたらしい。
次男は俺だけなんにもしてないっていじけてて可愛い。
42歳。
なんだか自分がこんなに歳をとることを想像していなかったので、不思議な感じ。
こんなにいろんなもので満ちてる一日を送れるなんて。
若い時の自分は焦燥感と孤独感と浮遊感があふれてるような気になってた。
でも実際は焦ることもなかったし、孤独でもなかったし、浮遊もしてなかったのかもしれない。
よくわからない。
もしくは、今でも焦ってるし孤独だしバリバリ浮遊してるかもしれない。
でも、ここ10年くらいで自分の中に受け皿ができたというか、
自分を受け止めておける入れ物みたいなものが心の中にできた気がする。
少しだけやりたいことが見つかった。
実現までには時間がかかりそうだけど。
できなくてもいいや、っていうくらいの感じで、心の奥であっためておこう。
幸せな誕生日だった。