私が卒業した多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科がなくなってしまった。
定員割れを起こす前になくしてしまって、他の大学にはない、多摩美独自の別の名前の科になるのだそうだ。
また、「映像」は美術を志す人間なら、今や必修科目。
絵画科でもデザイン科でももしくは一般大学でもどこにいてもできないといけない、
もはや共通言語のようなもの。
だから映像に特化した科はなくなるのだそうだ。
(ムサ美には映像学科あるらしい。牌の奪い合いにならないように
ムサとタマでは同じ名前の学部は作らないのだとか…)
と、聞いた話をつらつらと書いてみて…
結局、今は美大は人気がないらしい。
不況だし。芸術じゃ食えないし。みたいな単純なところが理由だと思われる。
複雑な気持ち。
でも、私、子供2人もいて。
まあ、美大はお金もかかるしね。じゃあ、一般大学はどうかな、と調べてみたら
めちゃくちゃお金かかるのね。
無理じゃん。普通の大学も無理じゃん。
うちのお父さんお母さん、私を多摩美に通わせてくれてすげーな、ありがとう、と思った。
そして、子供に教育を受けさせるのにお金がかかる問題は深刻だなあ、と思った。
親として、深刻ならざるをえない…。
なるようにしかならないけど、働こう。仕事します。仕事ください。なんでもします。
芸術家の才能はなかったけど、映像の技術は多少あります。
わたし、お金のためなら魂、売ります。平気でね♡
なんて言ってみたくなる、世知辛い年度末。
教育にお金を使うのはいいけど、有益に使ってほしいよ、公人のみなさん。何やってんのよ、何がしたいんですか、ってことが多すぎ。