0

長いエンドロールのはじまり

前回、多摩美に行った事をブログに書いてから、いろいろあった。

特にできごとはないんだけど、私の中で、いろいろあった。

とりあえず、人生41年を振り返った。

私が生まれた翌年から始まる下記ムービーや、

 

ほぼ同じ年の作家さんが急死して、全然知らない人なのだけど彼女の著書を読んでみたら、ものすごい自分といろんな時期がリンクしてて(年がほぼ一緒だからあたりまえなんだけど)、すごく自分ごとみたいで痛くて。親しい友人たちを思い出したり。なんで私が彼女じゃなくて、彼女が私じゃないんだろうって思ったり。全然知らない人だけど因子は変わらないっていうか。たまたま生まれ落ちた環境がちがっただけっていうか。進む方向が違っただけっていうか。個性とかってなんなんだろうってすごい思って。自分って、自分の内面世界と、自分以外の世界でできてて、ああ、あの時あっちを選んでたら、私も40歳で死んでたかもなあ、って思った。それくらいの普遍性があったから、こじらせ、が流行語になったんだな、ってすごく納得した。

 

 

そんなわけで、なんかいろんな知らない人の作品を通してざざーーーーっと自分の人生をふりかえることとなった。

正直、人に言えない事が多々あり、不幸なことも、みっともないことも、いっぱいあったけど、ある時期ものすごい無難に生きる事に憧れそれを実現するべくそっちの方向に梶を切ったからか、今は、おかげさまで優しい夫にめぐまれ、かわいい息子2人にめぐまれ、そのうえ好きな仕事もできて、ハッピーエンド♡な、今はもう長いエンドロールがはじまったような気分で。ここから物語はもう展開しないだろうなあ、みたいな。しなくていいよほんと。っていう気分で。すまん。未来ある息子たちよ。こんなお母さんでごめんなさい。

生き急ぎぶりっ子。

でもね、息子たちのおかげで、暮らしを守るとか、生活を守るとか、子供の未来を守るとか、そんな気分をリアルに味わってもいるから、まあ、そう、人生折り返したのだな、としみじみ思う訳です。

アイキャッチの写真は息子たちのリクエストに応えて作った1キロ5000円で購入した牛タンの甘辛煮。長男と牛タンブロック探し歩いたの、楽しかったなあ。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です