友人が監督した映画の試写会に行った。
仕事絡みで試写会の券がたまたま手に入ったのだ。
この映画の監督は学年が一個下だけど歳は一緒のまあ、大学の同級生みたいな。
だから、こんなにメジャーな人ばかりが出てくる映画を撮るようになったのか、と感慨深く、
けれど、映画で表現されていることは、あいかわらず、でホッとした。
へんな話だけど、ホッとした。
前作が国際映画祭で評価されて、今作につながったらしいけど、
私的には今作の方がずっとずっとよかった。(前作は私としては面白くなかった)
今作は、監督本人がやりたいことがやれている感じがあって。
貫いていることがちゃんとあってよかった。
日本で受けるかは不明だけど、
(日本の映画は劇映画が主流だから、そう言う意味では
カルト映画と言われちゃう作品だった)
ロッテルダム映画祭にも出品されたって言うし、
台詞も英語原作のを日本語に直した感がバリバリあって、
「日本の監督」が作る映画としては少し?な感もあった。
っていうか、世界の人が見ることを意識してるんだろうな、って思った。
けど、国際映画祭で賞撮る作品って、
ドメスティックな内容の中に世界に通用する普遍性をもたせる、
っていうのがセオリーなのでは、、
そういう意味ではちょっと、輪郭が曖昧すぎではないかな、とか。
変な心配をしてしまった。
もっと暮らしとか生活とかゴリゴリ見せるところがほしいっていうか。
でも変な言い方だけど、ロッテルダム映画祭に似合う映画だったから期待。
あと、監督は、ファザコン?もとい、お父さん大好きなんだなあと思った。
学生時代に作ってた作品にもお父さんが主として出てくるしね。
父親と言う存在が自分を映す鏡なんだな〜、とか思った。
お父さんに映画見せるのかな、
いいな、親孝行。
まあ、友人が作った映画だから普通に見れなかった。反省。
仕方ないのかな。
でも嬉しい、次回作も期待してる。
賞取れるといいね。
坪田義史監督「シェル・コレクター」
2月27日からロードショー
http://www.bitters.co.jp/shellcollector/